2013年11月20日水曜日

SONAR X3 シリーズ日本語版 2014年初旬頃

2013年09月28日にCakewalk『SONAR X3 シリーズ』の英語版がリリースされましたが、日本語版は「開発中」で、リリースは現時点だと2014年初旬頃の予定となっています。

SONAR シリーズのアップグレードは毎年年末の恒例なので、今年中の日本語版がリリースを期待した方もいると思いますが、日本国内でのCakewalk製品の代理店がRoland(ローランド)からGibson(ギブソン)の子会社のティアック「TASCAMブランド」が移行されたこともあり仕方ないかもしれません。

簡単に書いておくと『SONER X3 シリーズ』のラインナップは前バージョン同様に「SONAR X3 Producer」「SONAR X3 Studio」「SONAR X3」の3種類です。

最上位の『SONAR X3 Producer』には「Melodyne Essential」「Nomad Factory Blue Tubes FX」「XLN AUDIO ADDICTIVE DRUMS」「Strum Acoustic SONAR」など超豪華にサードパーティー製のソフトシンセやプラグインエフェクターが搭載されています。

2013年10月12日土曜日

VOCALOID 3『初音ミク V3』『初音ミク V3 バンドル』

2013年09月にクリプトン・フューチャー・メディアからボーカロイド3 歌声ライブラリ『初音ミク V3』と『初音ミク V3 バンドル』がリリースされました。

次世代型ボーカルエディタ「Piapro Studio」や、DAWソフト『Studio One Artist Piapro Edition』、ソフトシンセなどが、あらかじめ『初音ミク V3』には標準で装備しているので、他のソフトを購入しなくても、このソフト1本で、バーチャルシンガーを利用した音楽制作を始めることが可能です。

オススメなのは日本語音声ライブラリだけでなく、英語音声ライブラリ『初音ミク V3 ENGLISH』も同梱している『初音ミク V3 バンドル』です。

それにしても、現在は、VOCALOID 3以外で、おすすめすることのできるソフトシンセ・ボーカル音源はあまり見当たりません。

バーチャルシンガーがヒットチャートにも顔を出す時代なので、時代は大きく変わったのかもしれません。








2013年9月21日土曜日

YAMAHA スタジオモニター『HS5』『HS7』『HS8』

現在、定番なのでYAMAHAのスタジオモニター スピーカーをDTM・DAWスタジオで使用している方もいると思いますが、約7年ぶりに『YAMAHA 新HS シリーズ』が登場しました。

2013年06月に登場したラインナップは5インチモデル『HS5』、6.5インチモデル『HS7』、8インチモデル『HS8』です。

新開発された「ツイーター」や「ウーファー」をはじめ、ニアフィールドモニター・スピーカーに求められる精確な再生能力を追求した『YAMAHA 新HS シリーズ』は音像定位と高分解能・フラットな特性が特徴です。

何と言っても、このモニタースピーカー・シリーズは『定番 YAMAHA MSPシリーズ』よりも価格が安いのが大きな魅力です。

5インチモデル『HS5』もそうですが、特に新たにラインナップした6.5インチモデル『HS7』は、『前HS シリーズ』の音を知る人は、同シリーズなの?と思うくらいの出来の良さで、ワンランク上の音作りやミックスダウンが可能になります。

尚、リアパネルには低域を補正する「ROOM CONTROL 」と「HIGH TRIM」を装備していますので、リファレンス環境を作りやすいのも『YAMAHA 新HS シリーズ』の特徴です。

スタジオモニター YAMAHA HS シリーズ

2013年9月7日土曜日

Reason 7 バージョンアップ

国内でもPropellerhead SoftwareのDAWソフト『Reason 7』と『Reason Essentials 2』のパッケージ販売が2013年05月に開始されました。

前バージョン 6が登場したときはトラック制作ソフトの歴史に幕を下ろしてオーディオを取扱うことのできるDAWソフトになったので、強烈なインパクトがありましたが、今バージョン『Reason 7』は、それほどインパクトはありません。

それでも、『Recycle』の機能が使えるようになったり、ハードウェアのシンセサイザーを「Reason ラック」で使えることができるようになったのは評価できます。

今までは複数のPropellerhead(プロペラヘッド)の音楽ソフトを立ち上げていたかたもいるかもしれませんが、バージョン6で『Record』を統合して、バージョン7で『Recycle』を統合をしました。

そう考えると『Reason 7』は、もしかするとプロペラヘッドの目指していた『Reason シリーズ』の完成形なのかもしれません。

次のバージョンには大いに期待できるかもしれません。


2013年9月5日木曜日

10本のオススメDAW音楽制作ソフト

バージョンアップを終了して、生産完了するDAWソフトもあるなか、「おすすめDAWソフト 10選」のように着実にデジタル・オーディオ・ワークステーションとして進化し続けているソフトもあります。

「強引に10本選んだんじゃないか?」という声も聞こえてきそうですが、今年のMIPA2013を受賞したPreSonusの『Studio One』を加えて、ピッタリと10本ありました。強引に加えたというソフトは本当に1本もありません。

2011年11月から2013年07月のあいだにメジャーDAWソフトのアップグレードが続きましたが、今までような、プラグインを目玉にするアップグレードではなく、次の次元にDAWソフトは突入したと思います。

どのメーカーもソフトの低価格化の進むなか、大変だと思いますが、更なる飛躍を心から期待しています。

尚、2008年に開設した、このブログですが、はじめてサイトデザインを変更しました。文字が大きくなったので読みやすくなりました。

PreSonus『Studio One』

2013年9月4日水曜日

ミックス・ダウンをDAWで学ぶ本

以前『ミックスダウン & マスタリングのコツとテクニック』を公開していましたが、今でも「DAWソフトって便利」と思うと同時に「ミックスダウンって難しい」と感じる方は多いと思います。

そんな方にリットーミュージックが2013年06月に発刊したエンジニア 早乙女 正雄 さん著の『ミックス・ダウンをDAWで学ぶ本』は最適です。

この書籍の優れているところは、ミックスダウンの基礎知識からはじまり付属DVDに収録されたマルチトラックをDAWに読み込み「ポップス」「R&B」「ロック」のミックスを学ぶことができるところです。

わたしも、興味があったので購入しましたが、ミックスダウンが本当に分かりやすく解説されています。

ノイズ目的ではなく海外のエンジニアは躍動感のために「エクスパンダー/ゲート」を使うなど、はじめて知ったこともあります。

このブログで書籍を紹介するのは珍しいですが、中途半端にミックスダウンの知識を学ぶより『ミックス・ダウンをDAWで学ぶ本』で、一通り学ぶことをオススメします。

多分、Pro Tools ユーザーでない方は、ミックス後の『Pro Tools 10』ファイルが収録されているのが、逆に購入のネックになっているかもしれませんが、それを抜きにしても、2,100円という価格でミックス工程を理解することができるので、価格以上に価値のある書籍だと思います。

尚、今回紹介した『ミックス・ダウンをDAWで学ぶ本』の他にも「オススメのミックスダウン&マスタリング書籍」でイロイロな優良な書籍を紹介していますので、参考にしてみて下さい。

2013年9月1日日曜日

ドラム音源 XLN Audio『AD Mega バンドル 3』

XLN Audioの『Addictive Drums』はソフトシンセ定番ドラム音源のひとつです。

その『Addictive Drums』と7つの専用拡張音源がひとつになったパッケージ『AD Mega バンドル 3』はトータルで約3万円もお得な数量限定のパッケージです。

付属する専用拡張音源は「Retro」「Indie」「ModernJazzBrushes」「ModernJazzSticks」「Funk」「ReelMachines」「Metal」の7つで、『Addictive Drums』と合わせると、ほぼ、オールジャンルに対応することのできるドラムサウンドが収録されています。

最近はソフトは安くなりました、1本あたり結構な値段のしていた『GarageBand Jam Pack』も、今ではオマケみたいな感じで、Logic Pro ユーザーは無料でダウンロードできるようになっています。

時代の流れとは言え、当時の価格で購入した人間からするとかなり複雑です。尚、『AD Mega バンドル 3』は、まだ在庫の残っているショップもあるようです。

AD Mega バンドル 3










2013年8月18日日曜日

Band-in-a-Box 21

2013年07月26日にPG Music『Band-in-a-Box 21 for Windows』がリリースされました。グレードは前バージョン 20と同じで、通常版、ミドルグレード、ハイエンドモデルが用意されています。

今回のバージョンアップは「MIDIスーパートラック機能の搭載」や「新しいスタイルの追加」などがありますが、BB バージョン 20のユーザーに与えるインパクトは、あまり強くありません。

ただ、初めて『Band-in-a-Box』使おうと思っている方や、旧バージョンユーザーで久々にアップグレードを考えている方にはオススメです。

コードを入力してスタイルを選ぶだけで伴奏ができてしまうので、初心者には、もちろん最適なソフトですが、『Cubase』や『Sonar』などプロユースの人気DAWソフトのパートナーとしても、新たなイメージを簡単に作り出すことができるので『Band-in-a-Box 21』は大いに役に立ちます。

またバージョン 21にも解説本がバンドルされているパッケージもあります。付属している解説本は『攻略BOOKシリーズ』で定評のあるサウンドデザイナーの『ギタリストのためのBand-in-a-Box 20 超かんたん作曲術』です。

Band-in-a-Box 21











2013年8月7日水曜日

Ableton Live 9 シリーズ

昔はループシーケンスソフトのイメージが強かった『Ableton Live』ですが、今では、しっかりとした統合型のDAWソフトに進化している気がします。

2013年03月に発売を開始した『Ableton Live 9』でも、ワークフローの改善をはじめ直感的な音楽制作が売りのソフトの特性は、そのままに「Audio to MIDI 機能」を搭載するなど強力なバージョンアップになっています。

オーディオデータをMIDIデータへ変換できる機能は使ってみたい方が多いと思います。(特にコード解析は気になっているのではないでしょうか?)

尚、『Ableton Live 9』のパッケージのグレードは「Suite」「Standard」「Intro」の順で、「Ableton Live Suite 9」には「Max for Live」が付属します。












2013年7月22日月曜日

Logic Pro X 登場

何のアナウンスもなかったので、正直なところ驚きましたがアップルの音楽制作ソフト『Logic Pro X』が2013年07月に登場しました。

インターフェイスも新しくなった約4年ぶりとなる『Logic Pro X』では、バーチャル・セッションプレイヤー「Drummer」やピッチ補正「Flex Pitch」を搭載するなど、非常に魅力的なアップグレードになっています。

2013年5月30日木曜日

Digital Performer 8 Windows版が登場

「待ちに待った!」という表現と「待たせすぎ」という表現のどちらが相応しいかは分かりませんが、2013年05月にMOTUのDAWソフト『Digital Performer 8 Windows版』が、ようやくリリースされました。

機能や操作性に関しては『MOTU DP8』自体はMac版が2012年11月に登場していましたので、Windows版だからといって、特に新たに書くことはありません。

しかしWindowsユーザーから、どのように、バージョン 7まではMac専用だったDTMの定番『Digital Performer』が評価されるのかは、とても興味があります。

尚、『Digital Performer 8』は2012年と2013年の『Mipa Award』に2年連続でノミネートされました。毎年恒例となっているEM誌『エディターズ・チョイス・アワード 2013』では最優秀賞を受賞しています。

出るのか出ないのか分からないApple『LogicPro 10』にもよりますが、パソコンの選択肢の幅であったりPCの本体価格は、各メーカーが凌ぎを削るBTO PCなどから考えても、MacよりもWindowsのほうが魅力あります。

そのため『Digital Performer』の Windows対応により、MacからWindowsへの乗り換えというのは今後充分に考えられると思います。


2013年5月2日木曜日

ADAM スタジオモニター『F7』

国内でも2013年01月下旬辺りから販売を開始したニアフィールド・スタジオモニター『ADAM Fシリーズ』には『F7』と『F5』があり、ペアでの販売価格は『F7』が6万円前後、『F5』が4万円前後です。

特に『ADAM F7』は、この価格帯では考えることができないくらいトータルバランスの良さが光るスタジオモニターで、優れたコストパフォーマンスを体感することができます。

その辺も評価され『ADAM F7』は「MIPA2013 スタジオモニター部門」のWinnerになりました。

そのため、もちろんベストセレクトは『AXシリーズ』の『ADAM A7X』ですが(個人的に)、『A7X』は価格が高いので導入に踏み切れなかったという人はなどは、コストパフォーマンスの優れた『ADAM F7』をチェックしておくと良いと思います。












2013年4月24日水曜日

Steinberg『Cubase 7 & Cubase Artist 7』

2013年04月に開催された『MIPA Award 2013』の「Recording Software 部門」にノミネートされたSteinbergの『Cubase 7』に新しく追加された機能のなかで、新規導入組には、やはり「コードトラック搭載」が最も気になるのではないでしょうか。

コードアシスタント機能もあるので、プリプロにも重宝しそうなコードトラックですが、個人的にはハーモニー作成が楽になるのでコードトラックとVariAudio 2.0の連携に魅力を感じます。