2011年11月16日水曜日

Pro Tools 10 登場

2011年10月下旬にAvid『Pro Tools』の最新バージョン10が発表されました。前バージョンから約1年での『Pro Tools 10』へのアップグレードは何の前触れもなかったこともあり正直なところ驚きです。

さまざまな「Pro Toolsの新機能」が今バージョン10でも追加されていますが、簡単に使ってみたところ、とにかくレスポンスがバージョン9よりも良くなっています。また、ミックス前にゲイン・レベルの調整可能な「クリップゲイン機能」もかなり便利です。

そして『Pro Tools 10』に付属している目玉プラグインであるラージコンソール「System 5」を移植した「Avid Channel Strip」のサウンドもなかなか良い感じです。








2011年10月22日土曜日

Reason 6 登場

バージョン 6のPropellerhead『Reason』が2011年10月に登場しました。トラック制作ソフトとして一時代を築いたこのソフトも『Reason 6』でオーディオ・レコーディング&編集が可能になりDAWソフトになりました。

今回のバージョンの目玉は同社の『Record』の機能を取り入れオーディオ・レコーディングが可能になったことですが、その他にも『Reason 6』とReWireの64bit対応、3つの新デバイス「Pulverizer」「The Echo」「Alligator」の搭載などのいくつかの大きな特筆すべき点があります。

ReWireの64bit対応を待っていた方が多いと思いますが、注意点としてホスト側のDAWソフトが64 bit ReWireに対応していないと機能しません。

また、機能制限版『Reason Essentials』とオーディオ・インターフェイスをバンドルした『Balance with Reason Essentials』も『Reason シリーズ』にラインナップされました。



2011年10月3日月曜日

Music Creator 6 登場

2011年09月にSONAR X1 シリーズ直系のユーザー・インターフェイス採用しているCakewalkのエントリーユーザー向けのDAWソフト『Music Creator 6』が登場しました。

初心者でも安心して音楽制作をはじめることができるコンテンツが充実しているのが『Music Creator』の特徴ですが、バージョン6でも「音楽制作キット」「ビデオ・マニュアル」「曲作りガイト」などがあるので初心者でも安心して音楽制作をはじめることができます。

またDAWソフト単体だけでなくUSBオーディオ・インターフェース『DUO-CAPTURE』がバンドルする『Music Creator 6 DUO PACK』と『TRI-CAPTURE』がバンドルする『Music Creator 6 TRI PACK』も販売されています。


2011年8月28日日曜日

FL Studio 10 登場

2011年08月26日にIMAGE-LINEの統合型DAWソフト『FL Studio シリーズ』の最新バージョン『FL Studio 10』が発売を開始しました。

ニューバージョン『FL Studio 10』では64 ビットプラグインのサポートをはじめ様々な動作とユーザーインターフェースの最適化がなされています。

バージョン 10で追加された『FL Studio』プラグインは「Patcher」「ZGameEditor Visualizer」で、その他にもFL専用の2種類のピッチ補正ソフトのデモ版も搭載されています。

また『FL Studio 10』にはライフタイム・フリーアップグレードが付属していますので、今後バージョンアップした際には無料で最新の『FL Studio』にダウンロードにてアップグレードすることができます。

今バージョンの主要ラインナップは『FL Studio 10 Signature Bundle』とライト版『FL 10 Fruityloops』とループシーケンスソフト『ACID Music Studio 8』のお得なバンドル製品『ACID Music Studio 8 + FL10 バンドル』です。




2011年8月11日木曜日

Band-in-a-Box 19 for Windows 登場

バージョンアップの度に使いやすさを増していることを実感することができるPG Musicの音楽制作ソフト『Band-in-a-Box』ですが、最新バージョンの『Band-in-a-Box 19 for Windows』が2011年08月に登場しました。

今回の『Band-in-a-Box 19 for Windows』では、スタイルと音素材の増量とともにリアルトラック機能とスタイルピックウィンドウの機能拡張などの新機能も搭載されています。

Band-in-a-Box 19のパッケージは『BasicPAK』『MegaPAK』『EverythingPAK』の三種類で、『BasicPAK』『MegaPAK』には『Band-in-a-Box 19 for Windows』の解説書『万能おまかせ作曲ソフトBB19入門ガイド』がバンドルしているパッケージもあります。




2011年7月28日木曜日

マイクシミュレーター『Mic Mod EFX』

地味ながらかなり役立つプラグインであったマイクシミュレーター『Microphone Modeler』の生産が完了して、残念に思っていた方も居ると思いますが、ANTARESから2011年07月に新たにマイクモデリング・プラグイン『Mic Mod EFX』が発売されました。

マイクとの距離の調整も可能な『Mic Mod EFX』でモデリングされているマイクは125種類以上で、ボーカルだけでなくミックスダウン時に各楽器にも使うことができます。

あくまでもシミュレーターなので、本物のサウンドは手に入りませんが、低価格のダイナミックマイクでレコーディングしたボーカルを数十万円するコンデンサーマイクのサウンドに変えるというような使い方が『Mic Mod EFX』ではできてしまいます。

1万円台という価格を考えると、かなりお得なプラグイン・エフェクト『Mic Mod EFX』の旧バージョンの『Microphone Modeler』のほうですが、簡単な使い方は「マイク選びの裏技」のほうで紹介しています。






2011年4月17日日曜日

ボーカル・プラグイン『iZotope Nectar』

ボーカル編集用の『iZotope Nectar』はコンプレッサー、EQ、ディエッサー、リバーブ、ディレイなど基本的な必須ボーカル用エフェクターからブレスコントロール、ダブラー、サチュレーションなどボーカル用の11種類のエフェクターをひとつに統合したプラグイン・エフェクトです。

11種類のなかにはピッチ補正も含まれていて『iZotope Nectar』のボーカルのピッチ補正では「自動ピッチ補正」と波形表示による「手動ピッチ補正」をすることが可能です。

上記したものだけでも充分に魅力的ですが、プロのエンジニアによって作成された12ジャンル/110スタイルにより即座にワークフローを設定することもできるのも『Nectar』大きな魅力です。

このコンプリート・ボーカルツール『iZotope Nectar』は『Mipa Award 2011』の「Audio Processor Software 部門」で最優秀賞を受賞したことからも分かるように、各方面でおすすめボーカル・プラグインとして高い評価を受けています。



2011年4月7日木曜日

Cubase 6 登場

2011年03月にSTEINBERGのDAWソフト『Cubase 6』と『Cubase Artist 6』が登場しました。最上位モデル『Cubase 6』とミッドレンジ・モデル『Cubase Artist 6』はともに大幅な機能の改良と追加がされています。

また、エントリーモデルにあたる『Cubase Elements 6』が2011年06月に発売される予定です。

今回の『Cubase 6』の注目点はユーザーインターフェースの改良や進化したドラム編集などです。また「VST Expression 2」も期待大です。

その他にも操作性が向上したループ素材をリミックスできる「LoopMash 2」、「HALion Sonic」と同じオーディオ/シンセエンジンを搭載したソフトシンセ「HALion Sonic SE」。バーチャルギターアンプ/エフェクトセット「VST Amp Rack」なども新たに『Cubase 6』には搭載されています。

尚、Widnowsユーザーの方は『Cubase Artist 6』も含めて『Cubase 6シリーズ』が正式に対応しているOSは「Widnows 7 32bit/64bit」なので、「Windows XP/Vista」など旧OSを使用している方は注意が必要です。





2011年2月5日土曜日

DAWパソコンと第2世代のCore i シリーズ

第2世代のインテルCore i シリーズ

2010年の11月にAvid『Pro Tools 9』、12月にCakewalk『SONAR X1 Producer』が登場し、Windows 7にも正式対応したことから、Windows 7での音楽制作環境を整えようとしている方も多いと思います。

プロユースのDAWソフトを使用していて新たにDAW用にパソコンの買い替え等を考えていた方のなかには、今年の1月に登場した「第2世代のインテルCore i シリーズ(コードネーム:Sandy Bridge)」に魅力を感じていてBTOでオーダーしようとしていた方もいたと思います。

Intel 6シリーズチップセットに不具合

快適な音楽制作の環境に「第2世代のインテルCore i シリーズ」はかなり期待大でしたが、現在、第2世代 Core iに対応している「Intel 6シリーズ チップセットに不具合が報告されています。

おすすめBTO人気のメーカー直販PCショップでも「第2世代のインテルCore i シリーズ」搭載をプッシュして「2011年 パソコン春モデル」を発表しましたが、現在「Intel 6シリーズチップセット搭載PC」の販売を中止していて、すでに出荷したパソコンに関しては各メーカーのホームページで回収等の情報が記載されています。

2月下旬くらいから改善されたチップセット出荷される予定のようですが、「2011年 パソコン春モデル」をプッシュしていたパソコン市場にはかなり痛手です。

2010年国内PCシェアNO.1のNECのパソコン直販ショップ『NEC Direct』は02月01日に2011年の春モデルを発表しましたが「Intel 6シリーズチップセット搭載PC」の発売日は未定になっていて、製品ラインアップの多さが魅力の世界シェアNO.1のヒューレット・パッカードのパソコンの直販ショップ『HP Directplus(HP ダイレクトプラス)』でも01月に販売を開始した2011年 春モデルの販売を取りやめています。

ヒューレット・パッカードの春モデルは、すでにかなりの台数が出荷されていることもあり、販売分の回収等でかなり大変です。

尚、2011年01月にパソコンを購入した方は現在不具合がなくても、一度メーカーに問い合わせたほうが良いと思います。


2011年1月6日木曜日

SONAR X1 登場

2010年12月下旬に販売を開始したCakewalkの『SONAR X1』はバージョン8の後継ソフトで、最上位版『SONAR Producer』と標準版『SONAR Studio』に加えて、エントリーユーザー向けの『SONAR Essential』が新たにラインナップされています。

今回の『SONAR X1』へのバージョンアップで「ユーザー・インターフェースの一新」「基本メニューの一元化」「MultiDock機能」「スマート・ツール」「新設計ブラウザ」など大幅な機能強化がされ、今まで以上に使いやすいDAWソフトになりました。

また『SONAR シリーズ』の最上位版『X1 Producer』のみにアナログ・モデリングの「ProChannel コンソール」が搭載されています。