2010年12月28日火曜日

MOTUのDSP搭載オーディオIF『MicroBook』

ポケットに収まるコンパクト・サイズのMOTU『MicroBook』は重量が298gのUSB バスパワー駆動の2010年に登場したオーディオ・インターフェイスです。

ファンタム付きマイク入力を含む4入力 2出力端子を装備した『MicroBook』は小さいだけでなく、さすがに定評のあるMOTUのオーディオ・インターフェイスだけあってDSPやアナライズ機能、オシレーターを搭載するなど、なかなか多機能です。

尚、このオーディオ・インターフェイス大きな特徴のひとつであるDSPパワーによるミキシングで使用することのできるエフェクターはコンプレッサーと7バンドパラメトリックEQです。


2010年11月22日月曜日

Avidの新しい『Pro Tools Mbox シリーズ』


オーディオ・インターフェイスと『Pro Tools LE』がセットになっている新しい『Pro Tools Mbox シリーズ』がAvidから発売されました。

ラインナップは『ProTools Mbox Pro』『ProTools Mbox』『ProTools Mbox Mini』の3製品で、前モデルではブルー基調だったデザインも2010年に登場したモデルではブラック基調に変わりました。

接続形式は『Mbox Pro』がFirewire接続、『Mbox』『Mbox Mini』がUSB接続で、エントリーモデルの『Mbox Mini』を除く2製品はオーディオ・インターフェイスの機能面もDSPリバーブ・エフェクト搭載など強化されています。

しっかりとした自宅スタジオを作りたい方にオススメなのは、高解像度のオーディオ・クオリティー、ハイレベルなソフトクリップ・リミッター回路採用などの特徴を持つ『ProTools Mbox Pro』『ProTools Mbox』です。


2010年11月21日日曜日

人気ソフト『ACID Music Studio 8』

常に上位版の『ACID Pro』よりも新バージョンが先行して発表されている『ACIDシリーズ』のなかで人気の高いループシーケンスソフト『ACID Music Studio』は、音楽の専門的な知識がなくても「ACIDizedループ」をドラッグ&ドロップすることにより音楽制作を楽しむことができるソフトです。

その『ACID Music Studio』のニューバージョン 8が2010年06月に発売を開始しました。今回のバージョン 8で「Windows 7」にも正式に対応しています。 また、ピアノ音源やアンプシミュレーターも『ACID Music Studio 8』では新たに搭載されています。

このソフトの導入を考えている方はエントリー版の『FL STUDIO 9』と『ACID Music Studio 8』がセットになった『ACID MUSIC STUDIO 8 + FL9 BUNDLE』がオススメです。


2010年9月11日土曜日

自動音楽生成ソフト『Band-in-a-Box 18 Windows』

コード進行を指定すれば自動的にバックトラックを完成させることができるのが特徴のPG MUSICの『Band-in-a-Box』はロングセラー音楽制作ソフトです。 2010年08月に登場した最新バージョンの『Band-in-a-Box 18 Windows』は多数のオーディオ素材が追加されていて、バージョン17同様に『すぐ歌えるコード進行ネタ帳~鍵盤で作れる5万曲!』が付属している『コードブックバンドル版』も販売されています。 追加されたオーディオ素材を『Band-in-a-Box 18 Windows』の各パッケージに見ると通常版18種類、MegaPAK70種類、EverythingPAK約400種類です。 また機能面ではより快適な曲作りのための改良などもバージョン18の『Band-in-a-Box』では行なわれています。


2010年8月3日火曜日

アンプシミュレーター『AmpliTube 3』

定番のIK Multimediaのギターアンプ & エフェクト・ソフト『AmpliTube シリーズ』の上位版のニューバージョン『AmpliTube 3』が登場しました。新しいバージョン3に収録されているモデルは160種類以上です。

51種類のストンプ・エフェクト、31種類のアンプ/46種類のキャビネット、15種類のマイクロフォン・モデル、7種類のラック・エフェクトを搭載する『AmpliTube 3』はアンプシミュレーターの定番の名に恥じない充実のアップグレイドとなっています。

また、『AmpliTube 3』ではプリセット・ブラウザーを装備するなどの強化もされています。

2010年7月24日土曜日

The Chris Lord-Alge Artist Signature


Wavesの『The Chris Lord-Alge Artist Signature Collection』はGreen Day、U2、Avril Lavigneなどのビッグアーティストを手がける人気サウンド・エンジニアChris Lord-Alge(クリス・ロードアルジ)のサウンドを再現することができるプラグイン・コレクションです。

この『The Chris Lord-Alge Artist Signature Collection』にはChris Lord-Algeのミキシング・テクニックをプラグイン化した「CLA Bass」「CLA Drums」「CLA Effects」「CLA Guitars」「CLA Unplugged」「CLA Vocals」など用途別の6つのプラグインがバンドルされています。

2010年6月21日月曜日

Singer Song Writer 9 Professional

INTERNETの音楽制作ソフト『Singer Song Writer シリーズ』のユーザーインターフェースなどが新しくなった最上位版『Singer Song Writer 9 Professional』が2010年04月に登場しました。

目玉は、『Singer Song Writer 9 Professional』用にプラグイン化されたSonnoxのエフェクト「Sonnox Equalizer」「Sonnox Limiter」「Sonnox Reverb」の3種類を搭載したところですが、定番アンプシミュレーターのライト版でも良いので、ある程度しっかりとしたアンプシミュレーターを搭載して欲しかったというのが感想です。

なぜなら、他の同価格帯のDAWソフトには、ある程度しっかりとしたアンプシミュレーター、もしくは『Logic Studio』のようにサードパーティー製のクオリティーを持つアンプシミュレーターが搭載されているからです。 ただし、今回『Singer Song Writer 9 Professional』に搭載されたSonnoxのプラグイン・エフェクターは、かなり評価することができます。

また、TASCAMのUSB オーディオ/MIDIインターフェース『US-144MK II』がセットになった『Singer Song Writer 9 Professional -First Studio Pack-』も登場しています。


2010年5月18日火曜日

エレキ・ギター音源『Real LPC』

レスポール・カスタムのサウンドをリアルに再現することのできるMusicLabのエレキ・ギター専用のソフトシンセ『Real LPC(リアル・レスポール・カスタム)』は高品位なサンプリング・サウンドを組み合わせたカスタム・ライブラリで構成されています。

MusicLabの「フローティング・フレット・ポジション」や「ギター・タッチ・テクノロジー」などの機能により、リアルなレスポールカスタム・サウンドをDAWソフト上で再現することができます。

また、ギター音源『Real LPC』には、約1,250種類の「パターン・ライブラリ」が搭載されているので、打ち込みが苦手な方でもギターのバックトラックを簡単に作り出すことができます。


2010年4月20日火曜日

ニューバージョン『FL Studio 9』

特にグルーブ感を重視する音楽制作に最適なIMAGE-LINEの『FL Studio シリーズ』の新しいバージョンが登場しました。

2010年に登場したバージョン 9には、上位版の『FL Studio 9 Signature Bundle』とエントリー版の『FL Studio 9 Fruityloops』がありますが、エントリー版の『FL Studio 9 Fruityloops』はソフト単体での販売はなく、『DD Club Edition』とのバンドル製品のみの販売となっています。

インターフェースの最適化など、いくつもの改良が行われた『FL Studio 9』の新機能で、なかなか面白そうなのは、新たに追加されたリフを自動的に作り出すことができる「Riff machine」などです。

また、モノラル音源をステレオ化したり、広がりや奥行きの処理ができるプラグイン・エフェクト「Stereo Shaper」や、プリセット音源「Autogun」など、『FL Studio』に新しいプラグインが追加されました。



2010年4月9日金曜日

Cubase Essential 5

STEINBERG(スタインバーグ)の『Cubase 5』が『Mipa award 2010』の「Recording Software 部門」を受賞しました。

その『Cubase シリーズ』のエントリーユーザー向けのDTM・DAWソフト『Cubase Essential』ニューバージョン『Cubase Essential 5』では、「Pitch Correct」「Beat Designer」「VSTi Prologue」「AutoPan」「HALion ONE Studio Set」が標準搭載されました。


ボーカルのピッチを自動補正する「Pitch Correct」が標準装備されたので、サードパーティー製のピッチ補正プラグインを使用しなくても、簡単なボーカルのピッチ補正なら『Cubase Essential 5』だけでもすることができます。

また、上位版の 『Cubase シリーズ』にだけ搭載されていた「HALion ONE Studio Set」も『Cubase Essential 5』で搭載されています。

メモリ使用量が少なく、プリセットの切り替えも快適な「HALion ONE Studio Set」にはドラム、ベース、ギター、ストリングス、パッド、豊富なキーボードサウンドが約230種類が収録されています。


2010年3月27日土曜日

WAVES ボーカル用プラグイン「Vocal Rider」

WAVES「Vocal Rider」は簡単操作でミックス時にボーカル・レベルを自動的に補正してくれるボーカル用プラグインで、『Mipa award 2010』の「Audio Processor (Software) 部門」にノミネートされました。

すでにWAVESのボーカル用プラグインのなかでは、ボーカルのダイナミクスを簡単に調整することのできる「Renaissance Vox」のような定番的なプラグインがありますが、「Vocal Rider」はコンプレッサーと違うので、ボーカル・レベルをオートメーションで補正するプラグインなので、ボーカルサウンドのキャラクターを変えることはありません。

とにかくスゴイところまで来たと思わせる「Vocal Rider」は『Vocal Rider Native』だけでなく「最高峰 Waves ハイ・プライス・バンドル」の『Mercury Native Bundle』『Horizon Native Bundle』にも収録されています。

それにしても、毎年、思いもよらないスゴイ製品をWAVESは作るものです。安定志向に走らない姿勢とその技術には脱帽です。ここ10年を振り返ると「いつも音楽制作の現場にはWAVESが居た」と言っても過言ではないかもしれません。


2010年3月25日木曜日

入門ソフト『Music Creator 5』

シンプルな操作の音楽制作が可能な『Music Creator』の新しいバージョンが登場しました。今回新しく登場した『Music Creator 5』では、付属するソフトシンセがバージョン 4よりも強化されています。

Cakewalkの『Music Creator』はレコーダー、MIDIシーケンサー、ソフトシンセ、エフェクター、ミキサーなどを搭載しているガイドブック付属の初心者用のDAWソフトで、このソフトだけで一通りの音楽制作をすることができます。

IK Multimedia『Amplitube シリーズ』の機能限定版の「AmpliTube X-GEAR」も付属しているので、ギタリストのDAW入門ソフトとしても最適です。

また、『Music Creator 5』には、オーディオ・インターフェースをバンドルした『Audio Recording Pack』と、MIDIインターフェースをバンドルした『MIDI Recording Pack』などのバンドル製品もあります。



2010年3月16日火曜日

Waves プラグイン『Tony Maserati Collection』

昨年の『mipa award 2009』の「Recording Effects(Software)部門」を受賞しているWavesの『Tony Maserati Collection』はボーカル「VX1 Vocal Enhancer」、ベース「B72 Bass Phattener」、ドラム「DRM Drum Slammer」、ギター「GTi Guitar Toner」など、トラック別の6つのプラグインを収録している、ミックスエンジニアのTony MaseratiとWavesが共同開発したプラグイン・バンドルです。

素早いトラッキングを行うことができる『Tony Maserati Collection』はTony Maseratiのサウンドを手に入れたい方に最適な製品で、「Waves プラグイン・バンドル 〜エンジニア・サウンド〜」でも紹介しています。





2010年2月23日火曜日

マスタリング・ソフト『iZotope Ozone 4』

M-AUDIOが2009年03月から販売を開始した『iZotope Ozone 4』はマスタリング・プロセッサー 7基が統合されている人気の低価格マスタリング・ソフトウェアです。

この『iZotope Ozone 4』の魅力的なところは、ミックスを歪ませることなく、音圧を上げをすることができるところと、直感的な操作をすることができるところです。

昨年の『mipa award 2009』の「Recording Effects (Software)部門」に『iZotope Ozone 4』はノミネートされました。そして、『Electronic Musician誌2010エディターズチョイス』の「シグナルプロセッサー・ソフトウェア部門」では、見事に受賞しています。

また「低価格マスタリング・プラグイン」でも紹介していますが、『iZotope Ozone』は2万円台で購入することができます。これもこの製品がヒットしている理由の一つです。





2010年1月14日木曜日

プラグイン・バンドル『AVOX Evo』

ANTARES(アンタレス)のボーカル向けのプラグイン・バンドル『AVOX2』が、各プラグインに「Evo Technology」を導入して『AVOX Evo』に進化しました。

このバンドルパッケージには、ハーモニージェネレーター「Harmony Engine」をはじめ、ボーカルインパクト・エンハンサー「PUNCH」。チューブサチュレーション・ジェネレーター「WARM」など10種類のプラグイン・エフェクターがバンドルされています。

また、進化しただけでなく、『AVOX Evo』は『AVOX2』に比べて数万円安くなっているのも魅力です。

ただし、ピッチ補正ソフト『Auto-Tune Evo』と『Auto-Tune EFX』のいずれも『AVOX Evo』にはバンドルしていないのが残念です。『Auto-Tune Evo』までとは言いませんが、せめてライト版の『Auto-Tune EFX』だけでも、バンドルすれば、もっとこの製品に需要が生まれるような気がします。