至るところで書いてきたので、今さらなぜ?と思われる方もいるかもしれませんが、Native版の大幅に値下げやTC Electronic PowerCore版は生産終了などもあったので、Sonnoxの人気プラグイン・エフェクター『Oxford Inflator』ついて書きたいと思います。
マスタリング時に音質の変化が少なくオーディオレベルを稼ぐことのできるマキシマイザーとしての使用している人も多い『Oxford Inflator』ですが、個人的にマスタリングなら『WAVES L3』や『L2』のほうが使い勝手が良いと思います。
WEBマガジン『ミックスダウン&マスタリングのコツとテクニック』で『Oxford Inflator』を使用したのは、自宅スタジオで音楽制作をしているアマチュアの方々にとって、当時の『WAVES L3』は高額で導入時のハードルが高かったからです。
今では音質の変化の少ないマキシマイザーは割安感があり、アマチュアの人でも手軽に導入することができるようになっていますが、ミックスダウンと2mixの処理が下手だとマスタリングの悩みは解決しないと思います。
逆に両作業がしっかりできる人は、市販レベルまで音圧を苦労せずに稼ぐことが充分にできます。
『WAVES L3』の価格が落ちる前に『Oxford Inflator』を導入した人は「ガッカリ感」があるかもしれませんが、けしてそんなことはありません。
ミックス時に各トラックやドラムのミックスに使用しても充分に使えますので、持っていて損のないプラグインです。
とは言え、わたし自身はPowerCore版『Inflator』を購入して、PowerCore自体を使用しなくなってからNative版を購入した組です。
1万円台で買えるようになった『Oxford Inflator』に対して「ガッカリ感」ではなく「多少の敗北感」があります。(充分 過ぎるくらいに元は取らせてもらったのですが・・・)
尚、Sonnoxの『Oxford Inflator』は『ミックスダウン&マスタリングに使用したプラグイン』でも紹介しています。