2008年12月18日木曜日

USB - MIDIキーボードの鍵盤数

付属ソフトで選ぶUSB - MIDIキーボードを公開しましたが、ほとんどのメーカーのUSB - MIDIキーボードのシリーズには、主に25鍵・49鍵・64鍵・88鍵など、複数の鍵盤数のキーボードが用意されていて、「どのくらいの鍵盤数が自分のDAWシステムに合うのか?」悩んでいる方も居るので、ここに簡単にですが、USB - MIDIキーボードの鍵盤数について記載します。

49鍵以上のMIDIキーボードがオススメ

MIDIデータを「リアルタイム入力するのか?」、「一音一音をステップ入力するのか?」、「演奏や作曲用の楽器として使用するのか?」、「作曲とアレンジをある程度同時進行させるのか?」など、各自の打ち込みのスタイルや楽曲制作の手法によっても違うので一概に、「このくらいの鍵盤数が良い」というように言うことはできませんが、演奏、作曲、編曲、打ち込みまでを、一台で済ませたい方には49鍵以上のMIDIキーボードをオススメします。

49鍵以上のMIDIキーボードをオススメする大きな理由は、ベースやドラムのデータ入力なら25鍵でも大丈夫ですが、ベースやドラム以外のパートを「リアルタイム入力」をするのであれば、25鍵でもオクターブを切り替えることができますが、かなり不便です。

また、MIDI入力とは関係ありませんが、コード進行を決める作業時に「分数コード」と「ペダルポイント」などを決定する際に、各自、もちろんコードを付ける手法というのは違いますが、右手でコードを弾き、左手でベースラインを弾きながらコードを確認しながら決定して行くという作業は、25鍵のMIDIキーボードではかなり厳しいです。

そのため個人的には、リアルタイム入力をしようとしている方や、演奏や作曲用の楽器としてもUSB - MIDIキーボードを考えている方、作曲とアレンジ作業をある程度同時進行させる方には、49鍵以上のMIDIキーボードをオススメします。

MIDIキーボードを置くスペース

ただしセレクトする際には、MIDIキーボードを置くことのできるスペースがあるかどうも確認しておく必要があります。49鍵盤のキーボードで大体90センチの横幅のスペースが必要です。

DAWシステムにおけるMIDIキーボードの役割については「USB - MIDIキーボード 〜はじめての宅録ツール〜」を、各メーカーのUSB - MIDIキーボードに付属しているソフトに関しては「USB - MIDIキーボードの付属ソフト」を参照して下さい。


2008年12月10日水曜日

UAD-2のセレクトポイント

UNIVERSAL AUDIOの『UAD-2』には様々な種類のパッケージが発売されています。様々な種類が存在する『UAD-2のパッケージ』のなかで、セレクトするポイントは「すでにUAD-1を所有している方」と「初めてUAD-2を導入する方」によって、あくまでも個人的な意見ですが、違って来ると思います。

まず、旧シリーズ『UAD-1』ユーザーの方が魅力的に感じているのは『UAD-2 Nevana』だと思います。すでに旧シリーズ『UAD-1』を所有している方で『UADシリーズ』用のプラグインを多数所有していて、新たにプラグインを買い足す必要がない場合や、『UAD-2 Nevana』にそれほど魅力を感じない場合は、付属するクーポンや「Nevana」にはこだわる必要はないと思います。

現時点でのミックスダウンの作業時の快適さや、自分のDAWシステムに応じて、「Solo」、「Duo」、「Quad」の3種類のなかから『UAD-2』を選べば良いのではないでしょうか。

一方、初めて『UADシリーズ』を導入しようとしている方は、「UAD-2に標準付属のプラグイン」の「Mix Essentials II」だけでは、プラグインの数が少ないので、「Solo」、「Duo」、「Quad」の3種類のなかから、どれをセレクトするにしても、500ドルのクーポンが付属した「Flexi」か、「all Neve Plug-Ins」と100ドルのクーポンが付属する「Nevana」を選択すると良いと思います。また、『UAD-2シリーズ』の登場により『UAD-1シリーズ』の価格が落ちたので、『UAD-1シリーズ』の購入も視野に入れても良いと思います。

DSPプラグイン UAD-2

ホスト・コンピューターのCPUに負荷を掛けずに、快適にサウンドメイクをすることができる「定番のDSPプラグイン・エフェクター」であるUNIVERSAL AUDIO『UAD シリーズ』のニューバージョン『UAD-2』が登場しました。

DSPプラグイン・ボード『UAD-1』の後継モデル『UAD-2』の特徴とそれぞれのパッケージについて興味のある方は「UAD-2をDAWシステムと予算で選ぶ」で紹介しているので、そちらを参照して下さい。