2014年8月20日水曜日

2014年上半期のDTM・DAWソフト総括(後編)

前回から時間が立ってしまいましたが、2014年上半期のDTM・DAWソフト総括を「今後のDAWの方向性」に着目して書きたいと思います。

まず01月にリリースされた『SONAR X3 日本語版』に関しては日本語化が遅れていただけなので、今年アップデートしたというイメージは正直ないという感じです。

ただ、DTMの長い歴史を持つRolandがシーケンスソフトを売り渡したのは寂しい話です。また自社でソフトを開発していたら嬉しいですが、このへんは良くわかりません。

SONAR X1LEが付属しているMIDIキーボードやオーディオインターフェイスとかは、どうなるのでしょうか?

一般的にはユーザーは同一メーカー同士でのハードとソフトの安定性を求めるので、ソフトを切り離せば、ハードも売れなくなるはずです。

そろそろ『SONAR X4 英語版』もアナウンスされる時期なので、Rolandにも注目してみると面白いかもしれません。

06月リリースの『ACID MUSIC STUDIO 10』は、このブログでも以前書いた通りです。ループシーケンスソフトとしての独自の方向性を出すのではなく、中途半端にDAW機能を強化しただけにしか見れません。

最後に『ABILITY Pro/ABILITY』ですが、上半期のなかでは、音楽制作ソフトとしての方向性を見せた、もっとも優れたアップデートだと思います。

後、PG Musicの音楽制作ソフト『Band-in-a-Box 22』が08月08日にリリースされました。